スポーツ

神戸新聞杯で始動 無敗の二冠馬・コントレイルは絶対か

単勝1倍台をどう見るか

 天高く馬肥ゆる秋、いよいよ無敗の二冠馬・コントレイルが始動する。競馬ライターの東田和美氏が考察した。

 * * *
 神戸新聞杯は過去10年で1番人気が7勝、そのうち5頭は単勝1倍台というように極めて堅いレース。しかも、過去10年の菊花賞馬のうち8頭はこのレースをステップにしている。

 しかし、阪神競馬場改修のため今年と同じ中京競馬場で行なわ2006クラシック2冠のメイショウサムソンが単勝1.6倍に支持されながら2また阪神淡路大震災のため京都競馬場で行なわれた1995年もダービー馬タヤスツヨシが1.35着。この両馬は菊花賞でも勝てなかった。やはり中京競馬場で行なわれた1994年も1.8倍のフジノマッケンオーが4着、これら3頭ほどではないが1991年、1990年も1番人気馬は馬券圏内から外れている。

 現在クラシックレースのトライアルで地名がついているのは、このレースだけになったが、菊花賞が菊の季節に行なわれていた1999年までは、この後に行なわれていた京都新聞杯もトライアルだった改修のため阪神競馬場での開催となった1994年は春のクラシック2冠のナリタブライアンが出走して単勝1.0倍に推されたが、やはり2着に敗れているただしナリタブライアンは菊花賞では圧勝し三冠馬となっている

 単なる偶然なのだろう、と思うし、そんなことを予想のファクターとして重視するつもりはない。ましてや今年は無敗の2冠馬である。競馬場に行かないと、いろいろな発見があるだけのことだ。

 それでも、気になってしょうがないから、京都競馬場で行なわれたメルボルンTを勝ったアイアンバローズのワイドでも買ってみる。

●ひがしだ・かずみ/伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン