芸能

『SHOCK』開幕の堂本光一 対コロナ仕様舞台の苦労明かす

アフターコロナ仕様で舞台を再開

 新型コロナウイルスの影響で公演中止を余儀なくされてから7か月。舞台の幕を開けるために試行錯誤する中で、まったく新たな『SHOCK』が誕生した。堂本光一の主演舞台『Endless SHOCK -Eternal-』が、9月15日から10月12日まで、梅田芸術劇場メインホールで上演される。「何かあったらすぐに幕を閉めることの方が、いまは大事」と、光一はキッパリ言い切る。再びステージに立つまでの葛藤を率直に語る。

 * * *
 まだまだ油断ならない世の中なので、舞台に行きたくても行けない人もたくさんいると思います。幕を開けても、悲しませてしまうこともある。手探りのところがたくさんある中で、コウイチが亡くなって3年後のスピンオフ作品を作りました。

 音楽はそのままなんですけど、ストーリーの中での時間軸を整理するのが大変でしたね。稽古場で大変だったのは、お芝居だとソーシャルディスタンスとはいっても成り立たない部分が出てくること。ぼくの一存では決められないので、これはやってもいいの……? と制作に確認しながら、変更箇所を考えて稽古をしていました。

 フライングは客席の上空を飛ばなければできると聞いたので。みなさんが『SHOCK』の中で楽しみにしている、見たいと思えるシーンだと思いますので、できてよかったと思います。リボンが出てきてリボンだけ飛ぶとか、傘だけ飛ぶっていうのもおもしろかったかもしれないですけどね(笑い)。

 階段落ちはやりませんし、殺陣のシーンは1対1はいつも通りですけど、大人数が至近距離で動き回るのはリスキーなので回避しています。舞台上で演出として手を取り合うシーンでもガイドラインがあって、舞台袖に入った瞬間に手の消毒をします。

 衣装も毎回消毒が必要で、正直、舞台をやる上では非常に面倒くさいガイドラインがあるけど、それを守らなければわれわれもステージに立つ資格がないし、幕を開けるわけにはいかないんです。普段は道具もすごいんですけど、今回はセットの大道具も階段と木箱くらい。東京から荷物を運ぶトラック台数を減らし、舞台の仕込みの人数も減らすということから予防対策をやっているんです。

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン