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2020.10.10 07:00  NEWSポストセブン

テレ朝が勝負を賭ける土日の「30分×2本」、勝算とリスク

『テレビ千鳥』も昇格

 平日の番組表は一足飛びに変えられない一方、「より若年層の視聴が見込める土日の22時台から勝負していこう」という狙いは理にかなっています。テレビ朝日の平日は『報道ステーション』終わりの23時台から若年層向けのバラエティを放送していますが、「土日は1時間前倒しして22時台からバラエティを見てもらおう」ということでしょう。

 ただ、「月曜23時台に放送されて好評だった『激レアさんを連れてきた。』を土曜22時台に移動させてうまくいかなかった」という反省があるためか、今回はネット動画の短尺コンテンツに慣れた若年層が見やすい30分番組を2本並べる形に変えました。

 他局に目を向けると、日本テレビが土曜23時台に『マツコ会議』『有吉反省会』という30分番組を並べて成功していますが、今回のテレビ朝日は「それと同じパターンが1時間前倒しした22時台でもうまくいくのではないか」とみているのでしょう。さらに深読みすると、「30分番組に慣れた『マツコ会議』『有吉反省会』の視聴者がその前の『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』も見てくれるのでは」と考えているのかもしれません。

 また、『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』など、似たテイストの30分番組を2本並べることで、「テンポがいいため飽きられにくく、別番組という違和感が少ないためザッピングの可能性を減らせる」「一方の人気が出ると、その好影響でもう一方の人気も上がりやすい」などの効果が期待できます。

「失敗したら4つの番組を失う」ハイリスク

 逆に、似たテイストの30分番組を2本並べることで、「比較され、優劣をつけられやすい」「一方の不調にもう一方が引きずられ、2つの番組を失ってしまうかもしれない」などのリスクがあります。

 今回のテレビ朝日で言えば、もともと『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』は単発特番、『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』『テレビ千鳥』は深夜帯のレギュラー番組ですが、プライムタイムに昇格させたことで「ヘタすると4本の番組を失ってしまうかもしれない」のが怖いところ。『ロンドンハーツ』『激レアさんを連れてきた。』のように「うまくいかなければ再び深夜帯に移動させればいい」という考え方もありますが、一度与えたネガティブなイメージを回復させるのは難しいものです。

 テレビ朝日は前述した番組以外にも、平日の深夜2時台に『バラバラ大作戦』という20分間の短尺バラエティ枠を作り、30代までの若手スタッフが企画プロデュースした14本の番組をスタート。また、今月31日にも、土曜の23時にドラマ『先生を消す方程式』、23時30分に『なにわ男子と一流姉さん』をスタートさせるなど、30分番組をたたみかけて若年層を集めようとしています。

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