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コロナ後の葬儀 参列者が少ない場合、香典は多めに?

コロナ禍の香典事情は?

コロナ禍の香典事情は?

 新型コロナウイルスの影響で日常がガラリと変わった。葬儀の場も例外ではなく、今までの慣習が“非常識”と言われてしまいかねない大きな変化が起きている。遺族、親族、関係者……それぞれの立場で生じる、「新時代の葬儀」への疑問を解説していこう。

Q. 家族葬の費用はどのくらいかかる?

 葬儀の小規模化に伴い費用の“相場”は下がっている。

「一日葬や直葬であれば、基本的に20万円前後で可能です。家族葬で知人や友人に声をかけても8割方は100万円の大台に乗ることはないでしょう」(都内にある葬儀社「たかほう葬祭」の浜島貴一社長)

 インターネットなどには「家族葬なのに200万円かかった」といった情報もあるが、祭壇を大きくするなどのオプションで費用が余計にかかってしまったものと考えられる。

Q. 「互助会」に積み立てたお金は直葬でも使える?

 将来の葬儀費用として毎月一定額を積み立てるのが「互助会」だ。コロナを受け、通夜や告別式は行なわないなど、当初考えていたより簡素な葬儀に変更する場合も、問題はないのか。葬送ジャーナリストの碑文谷創氏は次のように解説する。

「希望する内容のプランがあるかなど、早めに互助会に確認しておくのが望ましい。基本的には、積み立てた掛け金を、返礼品費用などの変動費部分を除いた葬儀費用の固定費部分に充てられると考えていいでしょう」

Q. 葬儀に呼ばれる側にも、悩みはある。これまでは訃報があれば葬儀に駆けつけるのが常だったが、角が立たない断わり方は?

 遠方の遺族から葬儀の出欠を聞かれたが、感染リスクを考えると長距離移動を避けたい人も多いだろう。葬儀・お墓・終活コンサルタントの吉川美津子氏はこう説明する。

「コロナ後は“こういうご時世だから控えます”という伝え方なら角が立ちにくいかもしれません。コロナ禍では、無理して都会から地方の葬儀に参列すると、地元の人に敬遠され、かえって遺族の精神的な負担になってしまったケースもありました」

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