不倫を「表現者」として演じることに抵抗はないという木村佳乃(左。右は仲里依紗。写真提供/TBSテレビ)

“母の恋”を体現することへの抵抗は・・・

 原作の連載がスタートした2017年以降、芸能界を中心に不倫報道が続き、ワイドショーなどマスコミでは大きく報じられた。バッシングの声や、断罪するSNSのうねりもある中で“3人の母”たちをどう演じたのか。

木村「若い頃は抵抗があったんです。でも年を重ねて、人が人を好きになるのは仕方がないことなんだろうなって。長い人生、いろんなことがあって、そういう可能性もあるのかもしれないと思うようになりました。そう思うと、表現者として演じることにいまはまったく抵抗はないですね」

吉田「『恋する母たち』は、ただの不倫ドラマではありません。真剣に恋をして自分の幸せを模索するたくましい女性の物語です。ドロドロとした不倫劇ではない新しさがあり、いろいろなことと戦う母たちの姿に励まされるんです」

仲「見た目が派手でキャピキャピしているまりは“いちばん不倫しそう”で実はいちばん身持ちが堅い。そんなところに落語家の丸太郎さん(阿部サダヲ)は惹かれたのかな?と思って演じています」

 10月23日(金)に放送される第1話では、3人の母たちが初めて対面し、恋の予感を感じさせる男たちとの再会、出会いがある怒濤の展開。1秒たりとも見逃せない恋の行方、そして母たちの惑いにきっとどこか共感するはず。

◆撮影/平野哲郎

TBS『恋する母たち』ドラマ公式

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