ライフ

増殖する女性の鉄道ファン 「3大鉄子」とはいったい何か?

千葉県のいすみ鉄道

 鉄道好きな女性=「鉄子」という愛称は、もはや誰もが知るものだろう。鉄道ファンといえば男性ばかり……というイメージが強かったのは昔の話。いまでは幅広い世代の女性が、さまざまな形で鉄道を楽しんでいる。「鉄道の日」(10月14日)という記念日もある10月は、いわば鉄道月間。ライトにもディープにも遊べる鉄道の世界へ、いざ出発進行!

3大鉄子さん

「鉄子」と一口に言っても、その生態はさまざま。3大「鉄子」さんの特徴をご紹介!

【ソフト鉄】
 旅好きの女性が、鉄道ファンへと進化! 鉄道に乗って旅先の観光&グルメを楽しんだり、駅弁を楽しんだり……とマニア度はいちばん低めでライトに楽しむ。

【ソロ鉄】
 ソロ=ひとりで鉄道を楽しんでいる女性のこと。ソロ鉄は仲間といっしょに楽しむより、ひとりで楽しんでいる人が多いという説も。

【ママ鉄】
 子供が鉄道に興味を持ったのをきっかけに、自分もハマるママのこと。子供の成長とともに、卒業する人もいるとか。

「鉄子」さん向けイベント

 近年、「鉄子」の盛り上がりを受けた全国の鉄道各社が、趣向を凝らしたイベントを開催している。仲間を見つけたい「鉄子」にもぴったり!

【SNS映え撮影講座】
 千葉県のいすみ鉄道は、「カメラ女子のためのSNS映え撮影講座」を開催。プロの鉄道写真家にSNS映えする撮影のコツを習った後、列車撮影に挑戦。さらに、運転席乗車体験ができるファン垂涎の企画も。

【「鉄子の駅」&「鉄子の部屋」】
 大阪に本部がある南海電気鉄道は、女性鉄道ファンを集めて車両内でクイズ大会などを行う「NANKAI鉄子の駅」や、車両工場見学などを楽しむ「NANKAI鉄子の部屋」といったさまざまなイベントを開催。

【女性限定撮影ツアー】
 静岡県の大井川鐵道は、「女性限定!大井川鐵道 撮影ツアー」を開催。SLを撮影したり、人気の臨時急行列車「きかんしゃトーマス号」を撮影。昼食は、駅事務室で食べるというレアすぎる体験も!

人気の臨時急行列車「きかんしゃトーマス号」

「駅のスタンプ」

【全78駅に設置】
「駅のスタンプ」は、JR東日本の東京支社エリア全78駅に設置されている。絵柄は各駅の駅員たちのアイディアをもとに1から作成。その街の歴史や魅力が伝わる名所・シンボルがデザインされ、スタンプ1つで観光名所案内の役割も果たしている。

【17年ぶりにリニューアル】
 既存の77駅に今年開業した山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」を追加し、「駅のスタンプ」のデザインを7月に一新! 東京五輪の開催に照準を合わせて、2年以上前からリニューアルの準備を進めていたという。新デザインのベースは、日本に古来から伝わる「家紋」をイメージしている。

※女性セブン2020年11月5・12日号

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン