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インフルエンザワクチン「有効率50%」の意味とは?

新しいタイプの治療薬・ゾフルーザ

新しいタイプの治療薬・ゾフルーザ(写真/共同通信社)

 型が的中したとしても、さらに有効率の問題が浮上する。

「インフルワクチンの有効率は50%前後とされます。わかりやすくたとえれば、接種なしでは100人のうち10人がインフルエンザになるところ、全員接種すれば5人に減らせる、という計算。この場合、打っても打たなくても、もともと90人はかからなかったということです」(谷本医師)

 とくに今年はインフルエンザの罹患率が非常に低い。厚労省によると昨年の第43週(10月21~27日)の患者数は3953人だが、今年の同時期(10月19~25日)はわずか30人に激減している。

「インフルエンザ患者数は前年比でわずか1%未満となっている。マスクの着用や、うがい手洗いをしっかり行なうことの効果はあり、混んだ電車などに乗って予防接種を受けに行くことのリスクを考える必要があるかもしれません」(長澤氏)

 医師や自身の体調と相談し、予防接種を有効活用するのがベストだろう。

※週刊ポスト2020年11月20日号

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