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2020.11.14 07:00  NEWSポストセブン

改良「デリカD:5」は熱狂的三菱ファンの琴線に触れるか

改良で安定感増したドライブフィール

 デリカD:5はデビュー13年目に突入した2019年2月に大規模改良が施され、ボディ補強、エンジン改良、自動変速機の多段化(8速)、運転支援システムのアップデートなどが行われた。

 だが、何にも増して分かりやすい変更点は内外装のデザインだ。もともとデリカシリーズはクロスカントリー4×4風味のミニバンというキャラクターで人気を博してきたが、この改良でゴージャスな3ナンバーミニバンへと大きく路線変更した。今回ドライブした「アーバンギア」は大改良時に新設されたグレードで、デリカ史上最もラグジュアリー志向の強い意匠性が与えられている。

ヘッドランプ点灯。バンパー上の大型ランプが前照灯で、ボンネットの細いランプがスモール(デリカD:5)

ヘッドランプ点灯。バンパー上の大型ランプが前照灯で、ボンネットの細いランプがスモール(デリカD:5)

 ドライブコースは東京~東北北部の周遊。往路は福島の中通り、岩手の一関、花巻、盛岡と内陸を走り、三陸海岸の宮古に出てからは陸前高田、宮城の松島、福島の浜通りという海沿いルートで東京に帰り着いた(総走行距離1389.7km/1~2名乗車/エアコンAUTO)。

 筆者は2013年にも改良前のデリカD:5のディーゼルモデルで新潟の奥只見~福島の檜枝岐を周遊する旅を行っており、その際にモデルライフ末期という前提でリポートを書いた。今回のドライブはそれからさらに丸7年ということ自体が驚きである。そんなデリカD:5だが、超長寿モデルのわりにはかなり善戦しているという印象だった。

タイヤは横浜ゴムのSUV用オンロードモデル「ジオランダーSUV」でサイズは十分(デリカD:5)

タイヤは横浜ゴムのSUV用オンロードモデル「ジオランダーSUV」でサイズは十分(デリカD:5)

 ドライブフィールで旧型と大きく変わったのは足まわりのセッティング。旧型はサスペンションが柔らかく、鉄板のような強固なフロアの下で4輪が路面の不整を吸収するようにうねうねと自由運動しているような、クロスカントリー4×4風とも大型観光バス風とも言える実に特徴的なテイストだった。新型はそういう独特な味は薄れたが、かわりに普通のミニバンから乗り換えても違和感、不安感のないドライブフィールを手に入れていた。

 改良モデルが得意とするのは高速道路やバイパスなどでのハイスピードクルーズ。路面のうねりがきついところやワダチが深く掘れたところでもふわつき、ぐらつきの収まりは非常に良く、安定感に満ちたフラットなクルーズ感を楽しめる。

 ただし、舗装の割れや雑な補修の盛り付け箇所など、角の立った不整部分では以前よりガタツキが若干大きい。今回は未舗装路は少ししか走らなかったが、オフロードでも同様の傾向を示すだろう。

ロードサイド側のスライドドア、フロントドアを開けるとリトラクタブルサイドステップがせり出す(デリカD:5)

ロードサイド側のスライドドア、フロントドアを開けるとリトラクタブルサイドステップがせり出す(デリカD:5)

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