行為が終わった後、ベッドでまどろみながら山下の体を指でなぞる宮崎の微笑みは、なんともエロティックだ。
この演技は「最初で最後の濡れ場だ」と映画評論家の秋本鉄次氏は語る。
「1980年代のサスペンスドラマでは女優の濡れ場は珍しくなかったが、それでも清純派の彼女が肌を露出し、喘ぎ声を出すなど生々しい濡れ場に挑戦したこのシーンは、まさに幻の映像といえます」
“ピカピカ”な肢体は何年経っても色あせない。
■再現イラスト/長堀久子(オイコーポレーション)
※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号