自動配送ロボの成功は「時間との戦い」
2007年10月の郵政民営化法の成立から13年が経過した今も、民営化の果実は見えてこない日本郵政グループ。
とりわけ、「日本郵便はまったく恩恵を受けなかった」(関係者)と評する向きもある。こうした中、“ラストワンマイルロボット”が成功すれば、成功体験が乏しい日本郵便にとって、決して小さくない第一歩となるはずだ。
自動配送ロボットが実用化される日はいつになるのか──。急がないとコスト倒れに陥り、安倍晋三・前首相の常套句だった「全国津津浦浦、同じサービスを受けられるユニバーサルサービスの維持」が、これまで以上に難しくなるだろう。