ライフ

帰省・旅行時の「移動手段別」感染対策 列車や座席の選び方

混雑の可能性もある帰省・旅行時の移動ではどう対策をすべきか(写真/共同通信社)

混雑の可能性もある帰省・旅行時の移動ではどう対策をすべきか(写真/共同通信社)

 Go Toキャンペーンの先行きは不透明だが、たとえ適用除外となっても「年末年始の帰省や旅行は予定通り行くつもり」という人も多いはず。そこで重要になるのが、「移動手段」ごとの感染対策だ。

 まずは「自家用車」を使う場合。不特定多数の人との密を避けやすい利点があるが、気をつけるべきは「休憩時」だ。大阪健康安全基盤研究所の奥野良信理事長(ウイルス学)がいう。

「近年はレストランや売店施設が充実したサービスエリア(SA)が増えていますが、年末年始は混雑必至。人混みでの感染リスクに警戒すべきです。この冬はあえて人気サービスエリアをパスし、トイレと自動販売機のみの簡素なパーキングエリア(PA)で休憩したほうがよいでしょう」

 長距離移動の場合、「新幹線」や「飛行機」を使う人もいるだろう。多数の乗客と同席するのが不安という意見も多いが、旅行ジャーナリストの村田和子氏は「マスクなど対策をすれば過度の心配は無用」という。

「航空機や新幹線は窓が開かないため密室のイメージが強いが、どちらも換気能力は高い。一般的な航空機は約3分、新幹線は約6~8分で室内の空気が外気とすべて入れ替わる。特に新幹線の車両はシートピッチ(前方・足元の空間)が広く頭上にも余裕があるので、乗車率が100%以下なら密集リスクは比較的少ない」

 さらにリスク回避を徹底するには乗車する列車の選び方が重要だ。基本的には、乗車人数が少ない列車を選ぶことだ。

「たとえば東京発の東海道新幹線下りの場合、終点の遠い博多行きのほうが新大阪行きなどより混雑しがちで、途中駅からも多くの人が乗ってくる傾向があります。もし名古屋や京都で降りる場合は新大阪行きに乗るなど、“目的地から終点が近い便”を選ぶといいでしょう」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン