中天側に立つ中国国民党は「台湾の報道の自由が大きく後退した」と声明で指摘。「固定観念にとらわれた偏ったやり方だ」とNCCを批判している。
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)は、放送免許が認められないことで中天の従業員に影響が及ぶのは遺憾だとしつつ、NCCの決定自体は報道の自由の侵害に当たらないとの立場を示している。「報道の自由とは全く管理しないことではない」とし、メディアの所有者の利益に合致する内容を、本来中立であるべきメディアを通じて拡散させることは不適切だとの考えを明らかにしている。