罵倒とモラハラに耐えかね…(時事通信フォト)

罵倒とモラハラに耐えかね…(時事通信フォト)

 ふたりは1989年に結婚。水前寺が43才のときだった。以来、小松氏は個人事務所の社長として彼女を支えてきた。実際、小松氏の社長としての手腕は高く評価されていた。

「爽やかで人当たりがよく、水前寺さんの魅力を伸ばす仕事をとってくる敏腕社長として有名でした」(前出・業界関係者)

 ふたりが住む東京・世田谷でもおしどり夫婦ぶりは評判だった。

「水前寺さんは、毎年、地域の桜祭りにボランティアで出演してくれています。旦那さんも明るい、感じのいい人で、お似合いの夫婦だと思っていました。ですから今回、離婚と聞いて驚きましたよ」(近隣住民)

お姉さんが亡くなり対立が増えた

 おしどり夫婦の姿が豹変するのは、主に仕事のときだったという。水前寺がワイドショーに出ていた頃を、当時を知る関係者が振り返る。

「平日は水前寺さんは小松さんと離れ、ホテルで寝泊まりしていました。だからか番組の放送直後、毎日のように小松さんからダメ出しの電話が鳴るんです。言い足りなければ翌日にまで持ち越される。水前寺さんは『本当につらいの』とこぼしていました」(テレビ局関係者)

 ふたりの結婚披露宴やデビュー50周年コンサートで司会を務めるなど、夫婦と親交の深い映画評論家の浜村淳さん(85才)はこう明かす。

「小松さんは事務所の社長としては、優秀でいい人なんですが、夫としては……。というのも水前寺さんに対してとにかく当たりがきつかったんです。水前寺さんが歌い終わり、ステージから降りるや否や『なんだあの歌い方は!』『音程がズレているのに気づかないのか!』と、小松さんの怒号が鳴り響くことがよくあった。6年前の50周年コンサートでも、そんな光景を見ましたね」

 そのとき、水前寺は俯き、黙って罵倒されていたという。社長として水前寺を指導していたともとれるが、浜村さんの目には、少々、異様に映ったと話す。

「芸能事務所の社長として、芸に厳しいのは悪いことではありませんよ。それでも、彼女ももう大ベテランです。新人歌手ならまだしも、大スターをスタッフや共演者のいる前で叱りつけるのは、あまりにも配慮がない」(浜村さん)

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