ライフ

親の「免許返納」問題 家族が同乗して見極めるポイント15

親の「免許返納」はどこを判断基準にするか(イメージ)

親の「免許返納」はどこを判断基準にするか(イメージ)

 高齢ドライバーによる大きな事故が後を絶たないが、75歳以上の運転免許保有者率は年々増加している(警察庁交通安全白書)。

 現在、75歳以上のドライバーには「認知機能検査」が義務付けられている。ただし、この検査は加齢による運転能力の低下を調べる“実技試験”のようなものではない。

「家族が同乗して、運転能力をきちんと見極める必要があります」

 こう指摘するのは、九州大学大学院教授の志堂寺和則氏だ。

「“日常生活の様子=運転能力”ではありません。免許返納の判断には、実際に運転する様子をチェックする必要があります」

 それでは、免許返納の見極めはどこを確認すればいいのか。親の運転でチェックするべき15項目のポイントが別掲の表Aだ。

 前出の志堂寺氏は、特に「“乗り心地”をチェックしたい」と指摘する。

「運転がぎこちないと同乗者の乗り心地は悪くなります。特に注意すべきは急発進や急ブレーキ、急ハンドル。若い頃は赤信号の数メートル手前から減速して滑らかに停止できても、身体能力が低下すると繊細なペダル操作ができず、停止線でいきなりガクンと止まることがあります」(志堂寺氏)

 安全確認能力の低下は、道路状況への注意力で見極める。

「ウインカーの出し忘れや一旦停止を無視するなどの現象がみられるようなら要注意。左右・上下の視野が狭くなり、確認行動が取れなくなっている可能性がある。大事故につながりかねません」(同前)

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン