山尾志桜里氏(写真/時事通信社)
この中で志位氏はツイッターで「志位」でも「C」でも構わないと述べたところ、多数の人が「C」とコメント欄で書くように。これは比較的好意的な捉えられ方をされ、翌日、同氏は「昨日のツイッターで『志位』でも『C』でも結構ですと書いたら、『C』の書き込みがずいぶん増えました。『Cさん』といわれるのも、うれCものです。ニックネームですからね」とツイート。
これも好意的なコメントが多かったものの、「C」には「China」や「Coomunist」の意味がある、と指摘する意見も出ました。元々揶揄する意味合いで使っていた言葉を本人が喜々として使うと、アンチの側が戸惑うという現象も発生します。
上記のような呼び名を本人が挨拶で使うというのは、ウケる可能性はあるものの、壮絶に滑ることもあるので注意が必要です。あと、ネット上の声を「世論」だと勘違いしてしまうと痛い目に遭うことも。
私がよく覚えているのが、安倍晋三氏が2回目の首相の座に返り咲いた直後の2012年12月、どうやら参謀から「韓国及び親韓派の日本人を叩くとネットで支持される」と吹き込まれたきらいがある。秘書がフェイスブックにこう書きました。
〈本日19:30~よりNHKスペシャル「どうする日本 新政権に問う」が放送されます。我が自民党からは石破茂幹事長が出演予定ですが、他の出演者がスゴイ!「帰国した5名の拉致被害者は直ちに北朝鮮へ帰すべきだ!」という発言で有名な藤原帰一教授。常に安倍晋三を批判し続けもはや精神科医よりも安倍批難が本職になりつつある香山リカさん。反安倍のクリンナップです。〉
これには即座に藤原氏本人から「そのような発言をしたことも、書いたこともありません」とツイッターで否定され、上記文言は削除されました。
相変わらず政治家は「ネットの文化にすり寄れば若者にウケるはず」的な思考を持っていることが今回のガースー騒動では露見しましたが、一つお伝えしたいのは、5ちゃんねるに積極的に書きこんでいる人、多分中高年が相当多いはずですよ。