天津木村

ロケバス運転手も行っている

―2017年に役者用の宣材写真を公開。俳優業もしている?

木村:会社に頼んでも撮ってくれなかったので、自分でカメラマンに依頼して宣材写真を作ったんですよ。それで俳優班のプロフィールに入れてもらったのですが、それからは年に2、3回、俳優としての仕事もくるようになりました。最近だと、3回ほどバーのマスター的な役が続きました。ぼくの中にちっちゃいマスターでもいるのでしょうか(笑い)。自ら俳優班に持って行かなければもらえなかった仕事だと思います。吉本って人が多いので、競争が激しいんですよ。やる気を見せて勝ち抜く力を身につけないと埋もれてしまいます。

 俳優としてやりたい役は、昔から『水戸黄門』(TBS系)のうっかり八兵衛です。ぼくらの世代ならみんな知ってるし、おっちょこちょいで黄門さまに叱られるけど愛される存在、というのがいいですよね。でも、いまの『水戸黄門』はうっかり八兵衛がいないんです。夢を失いつつあります…。復活するときには、ぼくを指名していただけると嬉しいです。

――2016年にロケバスの運転手になったきっかけは、ムーディ勝山さんの影響?

木村:そうです。ムーディがロケバスの中型免許を取った時にみんながおもしろがって、テレビでも取り上げられたんです。羨ましいなと思って。すぐにムーディに電話して「ぼくも免許を取ろうと思うんだけど」と言ったら、「いいですけど、ロケバスドライバーという言い方はぼくが考えたので使うのやめてもらっていいですか?」と言われました。

 了解してぼくが取ったのは大型二種という、大型バスに人を乗せて商売としてやっていけるもの。ムーディが持っている中型免許のはるか上を行く資格です。そうしたら、ちょっとムーディの機嫌が悪くなったんですよ。数か月間、目を見て話してくれなくなりました。 でも彼はいいやつなので、すぐに受け入れてくれて、今では仲良し……のつもりです(笑い)。
 
――ロケバスの運転手をしていて、印象的なエピソードは?

木村:ロケバスドライバーをしているといろんな芸能人に会えるのですが、たとえば岩崎宏美さんが乗り合わせた時には、マネージャーさんが「お笑い芸人の方です」とぼくを紹介してくれたんです。雪の日のロケだったので苦労を共有するかたちで仲良くなって、LINEを交換しました。その日に岩崎さんから「整いました! これからも応援しています」ってLINEがきたんです。それで気づきました。ぼくはねづっちさんに間違われていると……。頻繁にテレビに出ていた時期が近いので、時々ねづっちさんと間違われるんですよね(苦笑)。

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