Wi-Fi環境があれば2台使いができる
自分用のパソコンがある人は、起動時に入力するログインパスワードさえ知られなければ、基本的にプライバシーは守られる。専用のパソコンがない人は、過去に解約したスマホを再利用するのも手だ。解約済みのスマホを隠しファイルを保存するための“サブスマホ”にし、家族公認である既存の“メインスマホ”と使い分けるのだ。デジタル遺品に詳しいライターの古田雄介さんは、こう話す。
「解約したスマホは使えないと思っている人も多いのですが、通話ができないだけで、Wi-Fiで接続すれば、ウェブサイトを見たり、SNSやアプリなども利用できます。月額費用も必要ありません。隠す目的なら、メインで使っているものとは別のメールアドレスで運用するのが得策でしょう。アカウントをメインとサブで別にしておけば、仮に家族にメインアカウントを知られたとしても、サブアカウントには入れないからです」
また、メインスマホのデータをSDカードに保存しておけば、SDカードを外してサブスマホに挿しこむだけで、データを移せる。データを移し終えたらメインスマホからデータを消しておこう。データの隠し場所として不要になったサブスマホは、家電量販店などの破壊サービスで壊してもらうと安心だ。
取材・文/桜田容子
※女性セブン2021年2月18・25日号