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吉沢亮を起用、『青天を衝け』制作統括が語る「芝居の力強さ」

大河ドラマの1年でどんな変化を見せてくれるか(時事通信フォト)

大河ドラマの1年でどんな変化を見せてくれるか(時事通信フォト)

 2月14日からスタートする大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で、主人公・渋沢栄一を演じる俳優の吉沢亮(27)。昨年はエランドール賞新人賞のほか複数の賞を受賞するなど、その演技力が高く評価された吉沢だが、今年は1年間を通じた大河ドラマでさらなる飛躍に各方面から期待が寄せられている。

『青天を衝け』の舞台となるのは幕末から昭和初期にかけての激動の時代だ。価値観が次々に変化したこの時期に、武士から官僚、実業家へと転身し続けた偉人・渋沢栄一の生涯を、豪華キャストを交えて辿り直す。1月に映画レビューサイトFilmarks(フィルマークス)が発表した「2021年 地上波放送の冬ドラマ 期待度ランキング」で第1位を獲得するなど、放送開始前から大きな注目を集めている話題作である。

 主演を務める吉沢亮は、近年活躍が目覚ましい若手俳優の一人。俳優としてキャリアをスタートさせたのは2010年だが、世間の注目を集め始めたのは2018年に出演した映画『リバーズ・エッジ』の頃からだろう。岡崎京子の漫画を原作に行定勲監督が映画化した同作は国際映画批評家連盟賞を受賞するなど評判を呼び、吉沢はその後テレビやCM、映画などで若手実力派俳優としての地位を確立していった。

 とりわけ昨年は4本もの映画に出演。そのうち『青くて痛くて脆い』と『AWAKE』では主演を務めており、テレビドラマでも社会現象を巻き起こした話題作『半沢直樹』(TBS)に出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。そんな旬の俳優は、大河ドラマの収録でも際立つ演技を披露しているようだ。『青天を衝け』で制作統括を務める菓子浩氏は語る。

「脚本の大森美香さんも仰っていましたが、吉沢亮さんのお芝居はとにかく力強い。走り、叫び、喜び、怒り、泣く。その時々の感情がストレートに響いてくるので、しっかり血が通った人物として浮かび上がってくるのが素晴らしいと思います。

 渋沢栄一のことを詳しく知らない方でも、吉沢さんが演じる渋沢栄一をご覧いただければ、ぐっと身近に感じて頂けるのではと思っています」

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