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池脇千鶴主演『その女、ジルバ』は“おばドラ”ブームの端緒だ

 昨年放送の真島秀和さん主演『おじさんはカワイイものがお好き。』(読売テレビ・日本テレビ系)は、40オーバーの若手おじさんたちが実はキャラものオタクだったという設定だった。視聴者の若い女性たちが、まるで子犬を見るような目で年上の男性たちを愛でるという現象は、ブームを超えて定番化しつつある。

 ただこのブームを横目に、おばさんやその予備軍たちは「やっぱり年齢を重ねた女は可愛くなれないのだろうか……」と寂しい思いをしていたのではないか。そこへ救世主のごとく現れたのが本作『その女、ジルバ』だ。

 仕事も恋も自分自身さえもパッとしない40歳の笛吹新(池脇)が、自分を変えたいと飛び込んだ超熟女バー『OLD JACK & ROSE』。ここで新はホステスとして働くのだが、先輩たちは「40歳はギャルだから」と豪語してくれる、60オーバーのホステスが働くバーだった。

 この熟練されたホステスたちこそ“おばドラ”ブームの火付け役となるはずだ。

ジルババたちが描く、明朗すぎる老後の世界

 出演者たちの実年齢を調べてみるだけでも驚く。草笛光子さん(87)、久本雅美さん(62)、中田喜子さん(67)、草村礼子さん(80)、中尾ミエさん(74)。5人の年齢を合計すると370歳、平均74歳にもなるベテラン女優たちがホステスとして働いている様子は、ドラマの世界とはいえ見ていて楽しい。

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