芸能

中村メイコ「ひばりサンなら『お祭りマンボ』で元気づけてくれる」

「美空ひばりが生きていたら」を女優・中村メイコが想像する(写真/共同通信社)

女優・中村メイコが「美空ひばりが生きていたら…」を想像(写真/共同通信社)

 コロナ騒動は一向に収まらず、エンターテインメント界にも停滞感や閉塞感が漂っている。もし、昭和を代表する歌姫・美空ひばりが今の時代に生きていたら、このコロナ禍をどう乗り切っただろうか──。女優の中村メイコが美空ひばりとの思い出を振り返りながら想像した。

 * * *
 私とひばりサンの出会いは私が18歳、ひばりサンが15歳のとき。『月刊平凡』で私がひばりサンにインタビューするという企画でした。

 私が「なんで普通の女の子みたいにボーイフレンドと腕をくんで歩いたりできないの?」ってこぼすと、ひばりサンは「私はそうは思わない」「ファンを裏切るようなことはしたくないわ」って言うんです。なんて凄い子なんだろうって思いました。

 その後、親友になり、大人になってからは2人でよく飲み歩きました。突拍子もないことを思いつく人で、「着物を着て白塗りして出かけよう」と言い出したこともあります。実際、店に入っても、まさか横で飲んでいるのが美空ひばりだなんて誰も気づかない。そんなお茶目なところも彼女の魅力でした。

 もしひばりサンが生きていたら、『お祭りマンボ』でみんなを元気づけてくれるんじゃないかしら。景気のいい歌声を届けてくれたら、コロナ禍で苦しい思いをしていても、元気が湧いてきますよね。

 悲しい歌も、賑やかで明るい歌も、悲劇も喜劇も堂々と魅せる歌手は、美空ひばり以外に思い浮かびません。

 ひばりサンは弟さんや身内の不幸が重なったり、自身が病気になったときでも、舞台で堂々と『お祭りマンボ』を歌っていました。だから彼女の歌は、誰の胸にも響くのだと思います。

関連記事

トピックス

盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
モサドの次なる標的とは(右はモサド長官のダビデ・バルネア氏、左はネタニヤフ首相/共同通信社)
イスラエルの対イラン「ライジング・ライオン作戦」を成功させた“世界最強諜報機関”モサドのベールに包まれた業務 イラン防諜部隊のトップ以下20人を二重スパイにした実績も
週刊ポスト
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《渡部建の多目的トイレ不倫から5年》佐々木希が乗り越えた“サレ妻と不倫夫の夫婦ゲンカ”、第2子出産を迎えた「妻としての覚悟」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《東洋大学に“そんなことある?”を問い合わせた結果》学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長「除籍であることが判明」会見にツッコミ続出〈除籍されたのかわからないの?〉
NEWSポストセブン
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
事件の“断末魔”、殴打された痕跡、部屋中に血痕…“自慢の恋人”東川千愛礼さん(19)を襲った安藤陸人容疑者の「強烈な殺意」【豊田市19歳刺殺事件】
NEWSポストセブン