8月末までに3億人のワクチン接種目指す

 ただ、何はともあれインドで感染拡大が落ち着いてきたことは間違いなさそうだ。その背景として、厳しい感染拡大防止措置を長期間多くの人が守ってきたことが挙げられるだろう。

インド・ムンバイにある病院でワクチン接種を受ける人(EPA=時事通信フォト)

インド・ムンバイにある病院でワクチン接種を受ける人(EPA=時事通信フォト)

 今年の1月16日からは、医療従事関係者や50歳以上の人などを対象の第一陣として、インドでもワクチン接種が始まっている。開始から1か月で840万人に対して接種が行われた模様だが、この接種数は目標ペースの4分の1未満であり、さらに急ぐ必要があるとの声が強い。政府は8月末までに3億人に接種することを目指している。

 自然感染による免疫獲得と、ワクチン接種による免疫獲得──。どちらが先かはともかく、一人ひとりの免疫獲得が進めば、いずれはインド全体での集団免疫の確立が期待できるだろう。ただ、それまでの間、まだしばらくは感染防止策が必要となる。

 インドの政府、医師、科学者は人々に対して、大規模な集会や混雑した場所を避け、フェイスマスクの使用と手指衛生を続けてほしいと呼びかけている。この呼びかけは、ようやくワクチン接種が始まった日本にも、そのまま当てはまるだろう。

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