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林真理子さんは『恋する母たち』の連載当初からの読者

林:再婚話が出ているけれど、本当にきれいで、“56で再婚?”なんてもう言われない。20年前は50代が恋をしてはいけませんかと問われたけれど、いまは50だって若々しくてきれいな人がいっぱいいるから。

柴門:私はその『女性セブン』の記事を参考に、「母が恋をしてはいけませんか」と『恋母』のコピーをつけたんです(笑い)。まぁ、いつの時代でも、何才でも、恋をする母というのはいるものなんですよ。

【プロフィール】
林真理子(はやし・まりこ)/1954年生まれ。コピーライターを経て、1982年に出版したエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。『不機嫌な果実』『アッコちゃんの時代』『西郷どん!』など著書多数。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞などを受賞。2018年に紫綬褒章を受章し、『週刊文春』で連載中のエッセイは2020年に「同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネス世界記録に認定された。

柴門ふみ(さいもん・ふみ)/1957年生まれ。漫画家。1979年『クモ男フンばる!』でデビュー。代表作に『東京ラブストーリー』『同・級・生』『あすなろ白書』(いずれも小学館)など「恋愛の神様」と呼ばれるほどいくつもの名作を生み出し、ドラマ化された作品も多数。『結婚の嘘』(中央公論新社)、『老いては夫を従え』(小学館)など、恋愛や結婚、女性の生き方を鋭い筆致で書くエッセイにもファンは多い。

取材・文/渡部美也 撮影/田中麻以

※女性セブン2021年3月11日号

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