スタジオ入りと同時に検温と消毒。この時点で発熱があれば撮影は中止される
アメリカでは毎日のPCR検査が必須
海外の撮影現場はどうか。コロナ感染者を1000人以下に抑えている台湾発のアジア圏最大級のアダルトサイト・SWAGは昨年2月から新作の撮影とリリースを減らしていたが、その間にリアルタイムで出演者に行為内容をリクエストできるライブパフォーマンス配信を開始し、オンラインイベントなどを催したことで売り上げを伸ばしたという。現在は月100本近く新作をリリースし、売り上げは従来に戻っているという。
一方、50万人を超える死者を出したアメリカではさらなる厳戒態勢が敷かれている。
「ポルノの撮影ができるロサンゼルスとフロリダでは関係者全員が毎日PCR検査を行なわねばなりません。それゆえにワクチン接種が行なわれるまで自主的に休業する人が多いですね」(日本人ポルノ女優・まりか)
今後もAVの現場はコロナの困難と闘い続けていく。
取材/河合桃子
※週刊ポスト2021年3月12日号