『ラヴィット!』麒麟・川島

『ラヴィット!』でMCを務める麒麟・川島

 バラエティーとは異なり、生ワイドの“なつかし企画”というのは、ビックリするほど古くさく見えました。なんなら、演者さんの“声”とか“しゃべり方”にさえ古さを感じてしまったのは私だけでしょうか。

 そんな中、1年半という短命で終わった『グッとラック!』(TBS系)の最終回には興味津々でした。昨年10月、ロンドンブーツ1号2号の田村淳サン(47才)を投入するなどした、テコ入れもうまくいきませんでしたし、終了することがわかってからMCの立川志らくサンの愚痴や開き直りが止まらなかった。他人事ながら、どうしたものかと思っていました。

 それが伝染ってしまったのかと思われたのは、最終回、スタジオにいらしたコメンテーターからのメッセージでした。上地雄輔サン(41才)は「ぼくでいいのか」とずっと思っていたとしながらも、4月から『ひるおび!』(同)のコメンテーターになることをPR。そして淳サンは、「やっぱり情報番組のMCがやりたい」と……(苦笑)。『知りたがり!』(フジテレビ系)も短命に終わってしまったからエネルギーがあり余っているのかもしれません。

 そして、もっともコメントが心配された(!)志らくサンは、「『ラヴィット!』は見ません」と宣言。1年半のうち、1年がコロナの話題ばかりになったことに「正常時にやりたかった」と悔しさをにじませました。

 そう、地方局含め、生ワイドが続々終了したり、大幅リニューアルした最大の原因はコロナなんです。

 世の中が“正常時”に戻ることを願わずにはいられない、テレビ関係者としては寂しい春なのです。

構成/山田美保子

『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2021年4月15日号

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