「グループをやっていた頃は、こなすので精一杯だったけど、いまは自分からアクティブに動けてる」

「グループをやっていた頃は、こなすので精一杯だったけど、いまは自分からアクティブに動けてる」

うれしくて普段しないLINEを草なぎクンに送っちゃった

山田:そして、ルイ16世役の中村橋之助サン(25才)とは初共演となりますね。『女性セブン』では絶妙のタイミングで橋之助サンの“話題”を掲載させていただいたのですが(苦笑)。

稲垣:あ!

山田:『バイキングMORE』(フジテレビ系)でも扱わせていただくことになってしまい、慌てて熊谷さんにLINEしちゃったんですが、「律儀なよい青年」と。スタッフさんからも「真摯に、お稽古に取り組んでいる」と聞きました。

稲垣:ぼくもそう思うよ。フォローとか全然そういうんじゃなくて……、彼はスッと立っているだけで、ほんとにルイ16世だと思える不思議な人。稽古の初期だから、まだカツラを被っていたわけでもないのに、その段階で役になりきっているっていう。

 それに色気がハンパない! サンソンがルイ16世に抱いている想いというのは、役人と一国の王様というだけじゃなく、個人的な結びつきのようなものも加わったラブストーリーのようでもあると思うんだよね。

 ルイ16世を愛して、想って、フランス国家も愛して、想ったサンソンというのも演じていくなかで大切なポイントとなっているので、ほんとに橋之助サンでよかったと思う。歌舞伎とは異なる衣装と巻き髪で照明を浴びて、お客さんの前に立って輝く橋之助サン、非常に楽しみです。

 実はお父様の中村芝翫サン(55才)は、20年以上も前に奥様の三田寛子サン(55才)と『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の“ビストロSMAP”に来てくださっているんです。帰り際に芝翫サンが飄々としたアノ独特の目つきで「私はあなたとは気が合いそうです。あなたのこと、好きですよ」とおっしゃって。

 何を根拠にそう思ってくださったのかはわからないんだけど、ぼくなんかが、この世界の大先輩にそんなふうに言っていただいたので、グッと心を掴まれてしまい、しばらくポーっとしてしまいました(笑い)。橋之助サンには芝翫サンと同じ空気感と心地よさを感じちゃうんだよね。

 お客さんと同じ空間で同じ空気を吸って一体化できる舞台は、やっぱり最高だよね。無観客ライブの配信って、ぼくらもファンミーティング(NAKAMA to MEETING_vol.1.5)でやってみたし、ニューノーマルというなかで面白いモノを作ろうとすることもこれからは必要なことだけど、やっぱり、お客さんが入ったなかで、みんなで喜びを分かちあえるに越したことはないので。映像の楽しさもあるけれど、舞台が好きなんだよね。

山田:われわれファンはどちらもうれしいです。今期ナンバーワンドラマとの呼び声が高い『よるドラ「きれいのくに」』(NHK)は初回から引き込まれました。久々に不穏な雰囲気の吾郎サンが(笑い)。『THE TRAD』(TOKYO FM)のおしゃべりも楽しいし、そうそう、『日本アカデミー賞』最優秀主演男優賞を獲得した草なぎ剛クン(46才)がいち早く電話出演されましたね?

稲垣:『ななにー』(『7.2新しい別の窓』・Abema TV)より先に、お祝いしたかったから(笑い)。草なぎクンがほかの優秀主演男優賞の皆さんと壇上から降りてくるシーン、最高だったよね。すごくうれしくて、普段はしないLINE送っちゃった(笑い)。

山田:先日は、『チコちゃんに叱られる!』(NHK)も拝見しました。『Goro’s Bar』(TBS系)で共演された芸人さんと『ななにー』で再会があったり、『ゴロウ・デラックス』や『インテリゴロウ』(Abema TV)での出会いがこうして開花したりと素晴らしすぎてまぶしいです。でも湊かなえさんとは、ちょっと仲よすぎ~って。

稲垣:バレましたか? うそうそ、ぼくは山田サンがいてくれれば、それだけで(笑い)。なんかニヤけちゃう。舞台、ぜひ見にいらしてくださいね。

山田:はい、必ず!

構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

『サンソン ─ルイ16世の首を刎ねた男─』
激動の18世紀ヨーロッパを舞台に、稲垣がベートーヴェンに続いて演じるのは、死刑執行人サンソン。処刑の残虐性と職務との間で葛藤する男の物語。
演出:白井晃 脚本:中島かずき 音楽:三宅純
出演:稲垣吾郎、中村橋之助、田山涼成、榎木孝明 ほか
6月11日~13日 久留米シティプラザ(福岡)
※緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の東京公演は中止となりました
※緊急事態宣言の延長により5月21日~5/月24日の大阪公演は中止となりました

撮影/田中智久

※女性セブン2021年5月6・13日号

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