さらりとしたデータとなったものの、これを元に勝負! しかしまあ、それで的中するほど未勝利戦も3連単は甘くない。
2回の参戦のうち1つは堅い決着。こうなるとお手上げだ。もう1つは大荒れで 2人、16人、10人の決着、3連単130万円超え(!)。2着のラストストーリー。3回続けて2桁着順だったが前走で浦和の交流戦を4着。距離延長で鞍上も替わり、目を付けたのだが…。3着の馬を買えてない。この馬は前走からのテコ入れなしだった。
テコテコと書き綴っていたら、本稿にもテコ入れが!
「3連単5頭ボックス企画、毎回ハズレの繰り返しじゃ読者もシラけるぞ。ビシッと当てて的中画面を載せろ。ダメならテーマを替える」
担当者より厳しいお言葉。しかし的中画面掲載とはなかなかのムチである。
【プロフィール】
須藤靖貴(すどう・やすたか)/1999年、小説新潮長編新人賞を受賞して作家デビュー。調教助手を主人公にした『リボンステークス』の他、アメリカンフットボール、相撲、マラソンなど主にスポーツ小説を中心に発表してきた。「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆。
※週刊ポスト2021年5 月7・14日号