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宮迫博之がぶち上げた“YouTube版料理の鉄人”に「大丈夫?」の声も

壮大なチャレンジ(宮迫のYouTubeより)

壮大なチャレンジ(宮迫のYouTubeより)

 雨上がり決死隊の宮迫博之(51才)が、5月16日、YouTube上で新たな番組を配信することを発表した。それがYouTube史上類を見ないほどの規模だと話題になっている。

 宮迫のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』は、チャンネル登録者数140万人を超えている。人気YouTuberとして活躍の場を広げる宮迫が、次にぶち上げたのが『有頂天レストラン』という、シェフが料理対決する番組だ。バラエティ番組の放送作家が語る。

「すでに都内のスタジオで収録済みです。番組の内容は、〈新進気鋭の若手料理人とモンスターシェフとの異種格闘料理対決〉と発表されていますが、かんたんにいえば(1990年代に放送された)『料理の鉄人』(フジテレビ系)に似た番組。

 オリエンタルラジオの中田敦彦さんと立ち上げたYouTubeトーク番組『Win Win Wiiin』では、テレビのようなクオリティのスタジオセットを宮迫さんと中田さんが数千万円の身銭を切って作ったと言われていますが、今回の番組はそれ以上の自腹を切っているという声もあります」

 セットについては、宮迫本人も「昭和のテレビの特番クラスのセット」だと語っている。審査員には宮迫のほか、デヴィ夫人が名を連ね、副支配人という立場でドランクドラゴンの鈴木拓が出演するという。

「副支配人は進行MC役も兼ねる立場。いろいろな人気芸人さんが候補に上がっていたそうですが、キャスティングは難航したようですね。

 かつて『テレビに戻りたい』と言い続けていた宮迫さんが、自腹を切って大規模なバラエティ番組を作り上げたことは一つのニュースでしょう。オンエアは『Win Win Wiiin』と同じくYouTube内だそうですが、スケール感は現在の地上波バラエティ以上。これは、テレビ界から姿を消す羽目になった宮迫さんの、テレビ界への復讐の始まりと見ている人もいますよ」(前出の放送作家)

 そんな豪華なセットを作って、果たしてペイするのだろうか。業界関係者の間では、「人気YouTuber・ヒカルさんとのコラボもあり、推定年収は5億円以上と言われている」という指摘もあるが、宮迫本人は4月に「現状、ウチのチャンネルはそこまでもうけてはないです。テレビ時代の僕のギャラの方が高かった」と語っている。キー局のバラエティ担当ディレクターが語る。

「YouTuberとしての活動は、事務所とギャラをシェアする必要はないかわりに、演者が負担するコストも多い。テレビ番組とは違って、宮迫さんはそのリスクをぜんぶ一人で引き受けるようなものです。

 今回の料理番組は宮迫さんがどうしても立ち上げたかった番組のようですが、そもそも料理対決という番組内容自体には真新しさがなくてテレビでも使い古されてきたもの。そんなに大きなリスクをとって大丈夫か、心配になりますね」

 現在、地上波テレビは、コロナの影響もあり番組制作費は軒並み削減されている。コンプライアンスにも縛られ、芸能人だけでなく、優秀な制作スタッフもYouTubeなどのインターネットに流れているとも言われている。

 YouTube全盛の時代とはいえ、追い風ばかりではない。宮迫のYouTubeチャンネルに多くの吉本芸人が出演していることについて、吉本興業は宮迫に対して「直接、芸人にブッキングしないように」と申し入れたことが明らかになっている。

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