芸能

モノマネ開眼の磯山さやか 松村邦洋との「磯松コンビ」に注目

松村邦洋と磯山さやかのモノマネコンビに注目

松村邦洋と磯山さやかのモノマネコンビに注目

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、ラジオ番組で誕生した松村邦洋と磯山さやかのモノマネコンビについてつづる。

 * * *
 似顔絵とものまねがやっぱり面白い。とても似ているのに少しズラすともっと面白い。

 今やものまね界では「名人」とすら呼びたいのが松村邦洋。月曜から金曜まで放送している『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)金曜日が私とこの松村と磯山さやか。磯山は元々(今でも)グラビアアイドルではあるのだが、その芸ごとへのスピリッツを買われ、志村けんの舞台『志村魂』のレギュラーへ。同時にラジオで私やらテリー伊藤と丁々発止やるものだから、芸界では「日本一のおやじ転がし」と称賛される。

 ある日の生放送中、私が松村に「林家ペー」を振ると達者な芸で有名人の誕生日をスラスラ。そこへパー子の声が奇跡的に入り「アーハッハッ、キャーッやだ。カシャッカシャッ(カメラ音)」これには私もおどろいた。

 桜井長一郎から片岡鶴太郎までものまねを聞いてきた私だが“笑い声”だけでここまで似ているとは。不思議な才能が一気に花開いた磯山、すっかり相方となった名人松村とコンビ芸を開発。パー子の特徴的な笑い声を発見・発明した磯山だが、考えてみれば松村も私の笑い声「バウバウ」を発明して世に出たのだった。

 この後も安倍元総理と昭恵夫人やらニュースの渦中にある籠池夫妻。そして遂に自撮りのフワちゃんまでいきなり出来ちゃったのだ。「うるさいー、見て見てツメ可愛い」この瞬間を聞き逃さなかったのが“面白さに気付く瞬発力関東一”の爆笑問題太田光だ。ラジオの深夜放送でやたら吹聴してくれたり、名古屋のテレビ、くりぃむしちゅーの上田とやっている『太田上田』に磯山・松村を2週にわたって取り上げてくれたりでごく一部のマニアの間で大評判。

 そこへ名乗りをあげてくれたのが声優界人気投票ナンバーワン、もはや日本一の声である花澤香菜(『鬼滅の刃』甘露寺密璃)。

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト