芸能

MC指原莉乃が新たな挑戦 新番組『ゼロイチ』VS『ブランチ』勝負の行方

指原

指原莉乃が新たな挑戦

 土曜の午前中からお昼すぎにかけて放送されるおなじみの情報番組『王様のブランチ』(TBS系)。この春から、同じ時間帯で、指原莉乃がMCを務める情報番組『ゼロイチ』(日本テレビ系)がスタートした。注目が集まる土曜の“情報番組バトル”の現状と今後の展開について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 春の新番組がスタートしてまもなく2か月になりますが、この間さまざまな声が飛び交っていました。

 まず情報番組で話題を集めたのは、平日朝の『めざまし8』(フジテレビ系)と『ラヴィット!』(TBS系)。同時間帯の『スッキリ』(日本テレビ系)と『あさイチ』(NHK)も女性キャスターを変更したことで朝8時台そのものが話題の中心になっていましたが、「以前の番組から力関係にほとんど変化なし」という大勢が見えたからか、ここにきて落ち着きつつあります。

 平日朝8時台の番組が落ち着いたことで、次に業界内の注目を集めているのが土曜午前から昼すぎの情報番組。今春に生放送の新番組『ゼロイチ』がスタートしたことで、同タイプの老舗番組『王様のブランチ』との一騎打ちムードが高まっているのです。

 両番組にはどんな共通点と違いがあるのでしょうか。また、ここまでの2か月弱でどんな結果が出て、今後はどんな展開が予想されているのでしょうか。

テーマを網羅するか、絞って勝負か

 まず両番組の放送時間は、『王様のブランチ』が1部―9時30分~11時45分(135分)、2部―11時59分~14時(121分)。『ゼロイチ』が1部―10時30分~11時45分(75分分)、2部―11時55分~13時25分(90分)。『王様のブランチ』のほうが1部・2部それぞれの放送時間は長いものの、おおよそ同じ時間帯の番組と言っていいでしょう。

 次に放送内容ですが、15日に放送された主なコーナーを挙げていきます。

『王様のブランチ』は、1部が「エンタメニュースTOP15」「TVコーナー(『私が女優になる日』、TBSつぶやかれた番組ランキング、『クレイジージャーニー』など)」「ランキンリサーチ(最新アイス&取り寄せご当地アイスランキング)」「映画コーナー」「BOOKコーナー」「ブランチショッピング」、2部が「地方局の女子アナがおすすめお取り寄せグルメ」「買い物の達人」「語りたいほどマンガ好き」「おうちで楽しめる配信コンテンツ(PRODUCE101 JAPAN SEASON2特別編など)」「トレンド部(ルームツアーでお部屋グレードアップ)」。

『ゼロイチ』は、1部が「ゼロイチ経験旅(ロケ企画)」「ゼロイチ生チャレンジ(そらジローとねこ団長のリンボーダンス対決)」、2部が「親指姫(スマホで夢を叶えた女性を紹介)」「週間ゼロイチワード(番組厳選のエンタメ流行語TOP10)」「THE FIRST(ボーイズグループのオーディション)」。

『王様のブランチ』が生活情報やエンタメを網羅しているのに対して、『ゼロイチ』はテーマを絞って放送している様子がうかがえます。また、『王様のブランチ』は圧倒的な情報量をハイテンポで見せている一方、『ゼロイチ』はあえてゆったりとしたテンポの構成を採用しているように見えます。

 そのため『王様のブランチ』に慣れている人は、『ゼロイチ』に物足りなさを感じるかもしれません。逆に『ゼロイチ』は情報量の多い『王様のブランチ』の構成が苦手な人を集めようとしている感があります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・イメージ 写真はいずれも当該の店舗、販売されている味噌汁ではありません)
《「すき家」ネズミ混入味噌汁その後》「また同じようなトラブルが起きるのでは…」と現役クルーが懸念する理由 広報担当者は「売上は前年を上回る水準で推移」と回答
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン