情報番組に爽やかな風を吹き込む女性気象予報士たち。梅雨空も吹き飛ばす笑顔の彼女たちは、どうして気象予報士の道を目指したのか。2019年から新潟テレビ21の『スーパーJにいがた』に出演中の田中美都さんは、一度就職してから気象予報士へと転じた経歴の持ち主だ。
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大学卒業後、人々の生活に美味しいものをプラスしたいと食品メーカーに就職し、カレーやお菓子の営業を担当していました。
天候、気温によってアイスが売れたり、チョコレートが売れなかったりと売れ行きが天気に左右されることを実感し、何を食べるか、どう過ごすかに密接に関係する天気を予報する仕事に就きたいと次第に思うようになりました。
気象予報士になるために会社を辞め、約1年間、朝は郵便局でバイトし、昼から7時間ほど勉強しました。2回目の試験で合格し、気象予報士として歩み出しました。
2019年から新潟テレビ21で気象予報士を務めています。お子さんにもわかるように難しい言葉を使わず、自作イラストなども駆使して伝えるよう工夫を凝らしています。
【プロフィール】
田中美都(たなか・みと)/1989年生まれ、埼玉県出身。学習院大学卒業後、江崎グリコ入社。2018年、気象予報士の資格を取得。 TBSテレビなどで原稿作成業務に携わった後、2019年から平日夕方の情報番組『スーパーJにいがた』(新潟テレビ21)に出演中。
撮影/内海裕之
※週刊ポスト2021年6月4日号