「杏さんは、『子供たちが大人になったときに父親からの愛情をしっかりと感じられるように、養育費を払ってほしい』と希望しているのでしょう。金額ではなく気持ちが大切であって『父親としての責任から逃げないでほしい』という気持ちなんだと思います」(前出・杏と東出の知人)
その願いは、離婚後に東出と子供たちの交流を許していることからもうかがえる。
「『子供たちのために父親とは定期的に会った方がいい』という杏さんの考えなのでしょう。東出さんはいまも毎月、ある条件のもとで子供たちに会っています。東出さんのやってしまったことを何となく理解している上の双子は、『パパに会いたい』とあまり言わなくなったそうです。
一方で、下の男の子は『パパ、パパ』と東出さんを慕っています。杏さんとしては、面会時に子供たちの気持ちを正面から受け止めて、この先は父親として恥ずかしくない振る舞いを期待しているようです」(前出・杏と東出の知人)
だが杏の思いが東出に届いているかどうかは心許ない。杏は東出の“一連の態度”をどう捉えているのだろうか。杏に話を聞いた。「養育費がまだ支払われていない」ことなど、何を聞いてもすぐに「事務所に聞いてください」との返事が返ってきた。
しかし、「1人1万円の養育費を提示されたと聞いている」と記者が問いかけると、打って変わって5秒ほどの沈黙の後に「それは誰に聞いたんですか? ……でも、事務所に聞いてください」と答えたのだった。東出が父親として誠意を見せる日を、杏は待っている。
※女性セブン2021年6月10日号