深田恭子が身を乗り出して談笑する旅行時(2019年)
しかしその後、綾瀬は大活躍を見せる。2004年、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)のヒロインとなり、『白夜行』(2006年・TBS系)、『ホタルノヒカリ』(2007年・日本テレビ系)と話題作が続いた。
「『JIN -仁-』や、木村拓哉さん(48才)主演の『MR. BRAIN』(ともに2009年・TBS系)などの話題作に出演する機会が増え、綾瀬さんの評価はうなぎのぼり。2013年には、大河ドラマ『八重の桜』で主役を演じ、年末の『NHK紅白歌合戦』では紅組司会まで務めました。いまや国民的女優と言っても過言ではありません」(テレビ局関係者)
年齢も近く、主演を張るトップ女優の2人を比較する声は強まっていった。同じクールでドラマ主演したときには“直接対決”と話題になった。
「2014年10月期のドラマで、結果は綾瀬さんのドラマが視聴率でトリプルスコア近くの差をつけて勝利。その後も、1年に1度ほどのペースで連ドラに出続けた2人ですが、話題作を残す綾瀬さんに比べ、深田さんは作品に恵まれませんでした」(別のテレビ局関係者)
しかし、深田は比較されても気にする様子は見せず。綾瀬のことを「あやちゃん」と呼んで親交を深めていった。
「深田さんは裏表のない人。つきあいもよく友人も多い。後輩の面倒もよくみるタイプです。あまり友達づきあいが多くない綾瀬さんの数少ない友人で、クリスマスも一緒に過ごすほどの仲です。
ただ、深田さんに対し心ない評価をする人もいた。深田さんは仕事があれば極力選ばず、全力で取り組みたいという思いでした。あれだけ人気女優でありながら映画『ヤッターマン』のドロンジョ役でボンデージ姿を披露したり、デビュー以来封印していた水着の写真集を30代半ばになってから出したのも自らの意志です。
でもそんな深田さんに対して、綾瀬さんが事務所の看板女優になったから、深田さんはセクシー路線へと軌道修正するしかなかったなどといううがった見方もありました」(前出・芸能関係者)
2019年7月、深田主演の『ルパンの娘』(フジテレビ系)は、ボディーラインが露わになる全身タイツの衣装も話題になり、昨年10月に『ルパンの娘2』も放映された。
「ストーリーの面白さもあり、セカンドシーズンが決定したのですが、深田さんは珍しく浮かない顔でした。いつまでみんなが求める“深キョン”をやればいいのか悩んでいたのかもしれません。しかも視聴率もふるわなかった。一方、次クールで放送された綾瀬さんの主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)は高視聴率を記録したうえ、新たな綾瀬さんの魅力を引き出す作品だった。