免疫ができるまで時間がかかるが、ワクチン接種の効果は大きいとみられる。
「すでに国民の半数以上がワクチン接種を受けている国では、明らかに感染者数が低下している。イスラエルではピーク時の1%以下、イギリスでは5%、アメリカでも9%になっています」(国際医療福祉大学病院内科学予防医学センターの一石英一郎さん)
さらに、重症化を防げるという報告もある。
「アメリカでは、1月1日から4月30日の間にワクチン接種後に感染する『ブレイクスルー感染』が1万262件起きています。その中で入院が必要となったのは、ワクチンを接種した人に対して0.0007%、死亡者は0.0001%。もしコロナに感染しても重症化を防げる、という結果になりました」(一石さん)
※女性セブン2021年6月17日号