ライフ

「山本五十六方式」で家事を仕込む! 夫を上手く動かす妻の作戦とは?

(イラスト/ユキミ)

“卒家事”に成功した50代女性の作戦とは?(イラスト/ユキミ)

 コロナ禍でのステイホーム生活で、家族の時間も大きく変化した。夫がテレワークをするよういなり、大学生の子供もオンライン授業となり、家族が揃う機会が増えた家庭も多いだろう。そうなると、当然やるべき家事も増え、負担が激増したと嘆く主婦も少なくない。ある意味、いまこそ主婦が“卒家事”し、夫や子供たちに家事をさせるいい機会なのかもしれない。そこで、実際に“卒家事”をして、夫に家事を担当させたパート女性(59才)のエピソードをご紹介! 夫に気持ちよく家事をさせたテクニックとは?

 * * *
“卒家事”をしようと決意したのは3年前のこと。当時、夫は定年退職したばかり。私が出かけようとすると、「どこに行くんだ。何時に帰ってくる? おれの飯は?」と、依存してくる。

 仕方がないので、出かけるときは作り置きをし、電子レンジの使い方をメモ書きにしたり……。でも、保存容器を溶かしたり、失敗だらけ。結局、「飯の支度はお前の仕事だろ。帰るまで食わないからな」と意固地になる始末。

どうしたものかと悩んでいるとき、元帥海軍大将・山本五十六さんの名言《やってみせ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば、人は動かじ》がテレビで紹介されているのを見て、私の教え方が悪かったんだと気づきました。

 それからは、この名言に従い、電子レンジのやり方は私がまず実際に使って見せ、私が見ている前で同じことをしてもらい、「さすがね」とか「あなたなら簡単でしょ」などとほめる。

「自分もできるんだ」と思わせたらあとは簡単でした。興味を持った家事は自分から「どうやるんだ?」と聞いてくるようになり、いまでは、私が何も言わなくても朝起きたら掃除をしてくれます。

 ピカピカになった床を見ながら、《男は天下を動かし、女はその男を動かす》という、山本さんのもう1つの名言を思い出し、ほくそ笑んでおります。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年6月17日号

関連記事

トピックス

自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
暑くなる前に行くバイクでツーリングは爽快なのだが(写真提供/イメージマート)
《猛暑の影響》旧車會が「ナイツー」するように 住民から出る不満「夜、寝てるとブンブン聞こえてくる」「エンジンかけっぱなしで眠れない」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン