診断書

熊田の診断書。事件後、すぐに病院へ駆け込んだという

 Aさんが声を荒らげたかと思うと、ドーン、ドーンと壁を蹴るような、けたたましい衝撃音が響きわたる。

「殺すぞ、お前、マジ」という脅し文句が続き、再び、何かを蹴るような大きな音がする。

「ちょっと、子供が起きるから…」

 涙声の熊田はすがるように止めようとするが、Aさんは聞く耳を持たない。

「ふざけんなよ!」

 Aさんの怒声とともに、バチーンという顔を叩く激しい音がする。

熊田「痛い! 痛い!」

Aさん「ざけんなって。何だよ、おれに!」

熊田「痛い…痛い…」
 
 顔を殴られる暴行の後、倒れている熊田を、Aさんは何度も蹴りつけたという。

「曜子はすぐに病院へ行き、左目の眼球打撲と結膜下出血と診断されました」(熊田の親族関係者)

 このような音声を前に、Aさんの“手があたってしまっただけで暴行の事実はない”という主張はさすがに無理があるだろう。
 
 熊田は以前にも夫から暴力を受けたことがあり、地元の警察にも相談していた。そのときの警察の助言もあり、今回、録音に踏み切ったという。
 
 6月10日発売の『女性セブン』は、衝撃的な音声データの一部始終、さらに、その夜、DVを受けた熊田が、身の危険を感じながら警察に通報しAさんが逮捕されるまでの詳細などについて報じている。

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