上空に雲がないときに発生する「朝霧」(写真/武田康男提供)
天気がよくなるサイン
雨の季節に覚えておきたいのが、晴れるサイン。朝霧や夕虹が出たら、洗濯日和だ。
【朝霧】上空に雲がないとき発生し、太陽が昇ると消えて晴れる
晴れた日の朝は、地面の熱が宇宙へ逃げていくために起こる「放射冷却」で気温が下がり、空気中の水蒸気が飽和して水滴がたくさん浮かび、霧となる。雲が少ない天気のときに霧は出るので、太陽が昇ると晴れる。
【夕虹】雨上がりの夕方、東の空に出る虹は、すぐに晴れるサイン
晴れの前兆と言われる「夕虹」(写真/武田康男提供)
「朝虹は雨、夕虹は晴れ」ということわざがある。虹は太陽の反対側、つまり、太陽を背にしたときに見えることから、朝虹は西が雨、夕虹は東が雨で西から東へ雨が動く。従って、夕虹の場合は、そのあと晴れになりやすい。