ライフ

家族が在宅「3食作りたくない」に料理家からの名回答!

「料理応援家」の本多理恵子さん。料理を作るのが苦痛になってしまったら“作らない”という選択肢も。

「料理応援家」の本多理恵子さん。料理を作るのが苦痛になってしまったら“作らない”という選択肢も。

 在宅ワークやリモート授業が続き、家族が家にいると毎食作らなくちゃならない・・・・・・そんな“悲痛な声”が多く聞かれる昨今。ベストセラー『料理が苦痛だ』の著者でもある料理教室主宰・本多理恵子さんに解決策はないものか聞いてみた。

 * * *

――『料理が苦痛だ』(料理レシピ本大賞in Japan 2019【料理部門】エッセイ賞受賞)を書いたきっかけは?

(以下、本多理恵子さん)

 2つあって、1つは私自身も今は料理を仕事にしているけれど昔は「もう一生外食でいい」と思っていたくらいの人間なので、毎日のご飯作りを「しんどいな」と思うこともある。そしてもう1つは、料理教室に来てくれる方たちの声に後押しされたことなんです。

 料理教室に来てくださるくらいですから、基本的には「もっと美味しいものを作りたい」といった意識のある方たち。でも「ほんとうは嫌なんだけど」「ああ、面倒くさい」みたいな声があまりにも多くて。毎日、仕事でもないのに家族のためにご飯を作るのは孤独な作業でそれはしんどい。「自分が作らなければいけないって思いつめて気持ちが壊れてしまうくらいなら、料理やめてもいいじゃないですか!」ってそれくらいまで言いたい気持ちがあったんです。

『料理が苦痛だ』が出版されて、「何言ってるんだ!」「食文化を滅ぼす!」といったお声もありましたが、「なんだか救われました」「それでいいんですね」と、思いのほか支持をいただけて、声をあげてよかったと思いました。

壊れてしまうくらいなら料理やめてもいいんです!

 料理を気晴らしで作るのは楽しいですよね。ただそれが義務になると1日3食ご飯作りマシーンのようでつらくなってしまう。私もレシピ本を出していますが、それ以前にこれはレシピ本では救えない問題で。

 レシピ本は「こうすればできますよ」の提案で、それは簡単にできるとしても料理するのが前提。5分でできます、プライパンだけでできます、というのは手抜きでも何でもとにかく作りましょうということ。私はそこからもっとハードルを下げて、「作りたければ作ればいいし、作りたくなければ作らなくてもいい」くらいの目線でお伝えしたいと思ったんです。

関連記事

トピックス

ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン