故郷・滋賀県の実家にある桜の木の下に遺骨の一部が眠っている

故郷・滋賀県の実家にある桜の木の下に遺骨の一部が眠っている(写真提供/チズコーポレーション)

 それは、著書『夢は薬 諦めは毒 あなたに寄り添う33の言葉』(宝島社)にも、《後進に仕事を譲る、私がいなくなっても佐伯式が続いていくように引き継ぐというのは、お客様のためにも私の使命です》と、記している。

「佐伯式美容を広めるために活動してくれているスタッフもたくさんいますしね。佐伯は常々『80才になったら、あとは自分の好きなことをするから、会社はあんたが継いでやってね』と言っていましたので、私が会社を引き継ぐなど、準備を進めてきました。

 亡くなってたかだか1年ですが、こうして続けていられるのは、早くからその道筋を立てようとしてくれていたからだと思います。いまは佐伯が生きていたらやっていたであろうことを、私と会社で続けていくのが使命だと思っています」

 もっと会っておけばよかったとの思いはいまだに払拭できず、この形が正解だったのか? ほかにもやり方はあったのではないか?との思いもなくならないという。でも、

「間違ったことをすれば枕元に出てきて怒られるから、きちんと進めていかなくちゃ」

 そう言って、涙目の佳之さんは最後に微笑んだ。

※女性セブン2021年7月1・8日号

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