その「告白」が波紋を呼んでいる──。秋篠宮家長女・眞子さまの婚約内定者である小室圭さんの母・佳代さんが、6月22日発売の『週刊文春WOMAN』に登場。《小室佳代さん「密着取材」一年》と題された記事で、子育てのこと、報道に対する心境などが佳代さんの肉声で綴られた。なかには「息子は全部自分で決めてやるタイプなんです。中学でインターナショナルスクールに進学することも自分で決めました」と、小室さんについて語る部分もあった。そしてさらには、こんな記述もあった。
《いつ死んでもいいと思うこともありました。明日死のう、と。今だってそう思うことはあります。本当に心身ともにつらくて……》
《二年ほど前には周りの人たちに『さようなら』と別れを告げて、いなくなろうとしていたんです》
皇室ジャーナリストは次のように言う。
「今回の記事の中で最も気を使わなければいけないのが、この“自殺願望”の告白です。1948年、三笠宮家の百合子さまのお父さまは自ら命を絶ちました。戦後の混乱の中での生活の困窮が理由でした。そうした悲しい過去が頭をよぎった人も少なくないはずです。皇族方にとって自殺とは、そうした忘れられない悲劇でもあるのです」
眞子さまは昨年11月、「結婚は生きていくために必要な選択」とした文書を発表された。それが、佳代さんの元婚約者のAさんの心を打ち、結果としてAさんは佳代さんに返金を求めることをやめた。佳代さんも、自分の強い思いを明かすことで、潮目が変わると考えたのかもしれない。
「秋篠宮さまや紀子さま、眞子さまにしてみれば、過去の皇室の悲劇も思い出され、身も凍るような、震える思いだったでしょう。もし結婚ができないとなれば、佳代さんが最悪の事態を引き起こしてしまうかもしれない。そう考えれば、この自殺願望の告白は“結婚できなければ大変なことになる”という“恫喝”のような恐ろしい響きも持っているのです」(宮内庁関係者)
「全部あなたたちのせい」
佳代さんの「自死願望」告白で想起される人はほかにもいる。佳代さんの夫で、小室さんの父である敏勝さんだ。敏勝さんは2002年3月、小室さんが10才のときに自ら命を絶った。小室家をよく知る知人はこう語る。
「敏勝さんは穏やかで、おとなしくて、全然怒らない人でした。佳代さんに何を言われても静かにうなずき、“そうだね”と答えていたのを覚えています。仕事も一生懸命で、朝から晩まで働き詰めの生活だったようです」
しかし、亡くなる前年の夏頃から、敏勝さんは体調を崩すようになった。