芸能

長谷川博己、加瀬亮、岩田剛典…偉大な父の背中を見て育った芸能人たち

(撮影/矢口和也)

長谷川博己の父親は著名な建築家

“親の七光り”で成功のきっかけを掴む芸能人も少なくないが、一方で“別の世界で大成功を収めた父”を持つ芸能人もいる。俳優の長谷川博己(44才)の父は、建築界の有名人だ。

「彼は建築界に大きな転換点をもたらした人物です。1972年に著書『神殿か獄舎か』(SD選書)を発表し、特に明治時代、西洋文化の影響を強く受けていた建築物を痛烈に批判。人間にとって合理的な建築物とは何かを問い続け、ムダのない建築様式へとシフトするきっかけを作りました。もし彼がいなかったら、日本の建築はいまとは違ったものになっていたかもしれませんね」(建築史研究家)

 建築史家、建築評論家として活躍し、武蔵野美術大学名誉教授を務めた長谷川堯氏(享年81)。発表した建築評論は錚々たる賞を総なめにし、2019年に彼が亡くなったとき、ある人気俳優の父親であることが広まった。

 

父・長谷川堯氏(共同通信社)

父・長谷川堯氏(共同通信社)

「堯さんはトレンチコートがよく似合う180cmを超す長身で、博己さんによく似ていた。博己さんが就職した会社を1年で辞め、“俳優になる”と伝えたときは猛反対したそうですが、親子の仲はよかった。晩年、堯さんはがん闘病していましたが、博己さんのドラマの話をすると、顔をほころばせていました」(長谷川家の知人)

 俳優の加瀬亮(46才)の父親は、売上高1兆円超のレジェンド商社社長だ。

「日本の七大商社の一角で、連結売上高約1兆6000億円(2021年3月期)を誇る『双日』の元会長で、現在は積水化学工業の社外取締役を務める加瀬豊氏(74才)。世界有数のスポーツブランド『ナイキ』の創業者であるフィリップ・ナイト氏とも非常に親しい関係です」(経済ジャーナリスト)

加瀬亮の父・加瀬豊氏(共同通信社)

加瀬亮の父・加瀬豊氏(共同通信社)

 加瀬はドラマ『SPEC』(TBS系)の戸田恵梨香(32才)の相手役として大ブレークし、国内だけでなく海外映画での活躍も目立つ。2018年公開の米国映画『ベル・カント とらわれのアリア』では、アカデミー賞女優のジュリアン・ムーア(60才)、渡辺謙(61才)らと共演し、複数の言語に堪能な通訳を演じた。

「加瀬さんは豊さんの仕事の関係で生まれてすぐに米国に渡り、7才まで過ごしました。商社マンとして世界中を飛び回る父親の姿が、“自分も海外で活躍したい”という思いにつながったと聞いています」(映画関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト