芸能

『全裸監督2』ヒロインの恒松祐里 脱ぐことへの葛藤と強い決意

『全裸監督シーズン2』ではヌードシーンにも挑戦した恒松祐里

『全裸監督シーズン2』ではヌードシーンにも挑戦した恒松祐里

 現在放送中のNHKの朝ドラ『おかえりモネ』にヒロインの幼馴染みとして出演しつつ、『全裸監督シーズン2』でニューヒロイン・乃木真梨子を演じる女優・恒松祐里。これだけ毛色の違う話題作に同時に出演するのも珍しいが、『全裸監督』ではヌードシーンにも挑戦している。そこに葛藤はなかったのか? 恒松は、こう語る。

 * * *
 監督たちに会う前に1か月あって、家族に相談したのですが、今までもそういうラブシーンがある作品に出るかも、というお話を数回いただいていて、オーディションがあったりして、でも縁がなかったり。わたしが判断してやめたりですとか。そのたび、家族に相談してたので、耐性がついていたというか。

 今回は『全裸監督シーズン1』を父が見ていて、「すごいクオリティーの高い作品だし、これだったらいいんじゃない」という意見も出たり、結構悩みましたけれど、お受けしました。

 自分自身に対して、脱ぐことに抵抗がないんですけれど、大人になって、いつか自分に旦那さんができて、子供ができて、孫ができて、と考えたときに、自分一人の人生じゃなくなって、他の人に出てくる影響を想像したら苦しくなって。

 やっぱり、わたしの子供がいじめられたらどうしよう、「お母さん、こういうシーンやってたんだろう?」なんて言われたらとか。今はSNSが発達していますし、この件が原因で子供が嫌な目にあったら、嫌だなあと考えたんですけど……。

 でも、やっぱり今、コロナ禍で、この先に何が起こるかわからない世の中じゃないですか。「この役をやれそうだと思って、できるかもしれないと思ったのにやらないのはもったいないことだな」と思って。やらないのは絶対後悔すると思いましたし、自分の性格に「なるようになる」ってのがあるんで、やってみないとわかんないな、と。

 心配を塗り替えるくらいのお芝居をして、今後の人生のプラスにしていけたらいいかなと思って挑戦しました。(※インタビューの全文は写真集『月刊 恒松祐里 優』に収録)

【プロフィール】
恒松祐里(つねまつ・ゆり)/1998年10月9日生まれ、東京都出身。2005年、ドラマ『瑠璃の島』で子役としてデビュー。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインの幼馴染み役を務める。ヒロイン・乃木真梨子役を演じる『全裸監督シーズン2』(Netflix)が配信中。

撮影/笠井爾示

※週刊ポスト2021年7月16・23日号

関連記事

トピックス

真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン