小室圭さんの母・小室佳代さんも丙午生まれ(撮影/関谷知之)

小室圭さんの母・小室佳代さんも丙午生まれ

 暗い世相のなか、国民に光を与えたのが皇室だった。

 1993年6月に皇太子さま(当時)と雅子さまが世紀のロイヤルウエディングを果たされ、1994年には紀子さまが佳子さまを出産された。

 1995年の阪神・淡路大震災後には、当時の天皇皇后両陛下が被災地を訪問して被災者を励まし、すくすくと成長される眞子さまと佳子さまの姿は国民にやすらぎを与えた。

 その背後で、紀子さまは眞子さまを厳しく育てられた。

「眞子さまは、将来国民の前に立って公務を担うお立場でした。一般家庭から皇室に嫁がれた紀子さまは、しっかり育て上げなければならないという責任感から、眞子さまに厳しく接されたと聞きます。

 学習院初等科時代は、眞子さまが花壇の縁のブロックの上を歩いただけですぐに厳しく注意されたとか。それもこれも“娘に皇族としての自覚を持って行動してもらうため、私がしっかりしなければ”というご意識からでしょう」(前出・皇室記者)

 一方の佳代さんは、多方面からお金を工面して、惜しげもなく小室さんの教育に投資した。国立音楽大学附属小学校の6年間の学費は総額約400万円、中高一貫のカナディアン・インターナショナルスクールの6年間の学費は総額1515万円におよんだといわれる。

 時代の移り変わりとともに、親と子供の関係性が変化していったと語るのは西さんだ。

「昔は子供が多かったこともあり、忙しい親が1人の子供にかけられる時間が少なかったように思います。

 たとえば『一姫二太郎』という言葉は、先に姉が生まれれば、続いて生まれる弟たちの面倒を見てくれるという意味です。実際に私が小さい頃は、おんぶひもで4つ下の弟を背負った状態で、子供同士が集まって遊んでいました。その間に親は仕事をしていたんですね。

 でもいまは、日本が豊かになったことと少子化が重なって、親が子供に時間を使うようになりました。塾でも習い事でも、親が積極的に子供にかかわることで、子供を“よりよく仕上げる”ことに力を入れている印象があります」(西さん)

 子育てを完璧にしたいという母親の思いか、子供を思い通りに育てたいという母親のエゴか。もはや母親自身にも、どちらが本心なのかわからないのかもしれない。

 学習院初等科から中等科、高等科と進学された眞子さまは2010年4月、皇族として初めて、国際基督教大学(ICU)に入学された。

 そのキャンパスで眞子さまが出会われ、交際を始められたのが小室さんだった。

 大学院在学中にご結婚して子供を産まれた紀子さまと、短大卒業後から3年後に結婚して小室さんを出産した佳代さん。2人の丙午の女性の人生は、娘と息子を通じて、このとき初めて交錯した。

 眞子さまは2017年9月に小室さんとの婚約内定を正式発表された。だがその3か月後に発覚した小室家の金銭トラブルの影響で結婚は暗礁に乗り上げ、いまも先行きは見えない。

 そんな皮肉な運命に、まさか「丙午生まれ」がかかわっているわけはない。

※女性セブン2021年7月22日号

関連記事

トピックス

クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン