落語家となり13年が経った(提供写真)
「他にも芝居の打ち上げの時に、浜田さんが着ているものを脱いだので、僕が無意識にハンガーにかけたんですね。そしたら浜田さんに『なになに、やめてそんなん』と言われてしまった(笑)。普通の芸人の先輩後輩だとそこまで気を遣ったりしないですからね。もちろんどっちが良い悪いということではないんですが、落語家になってからはそういう気遣いを自然とするようになりました」(月亭方正)
「集団芸はやっぱり肌に合わなくて、一人でできることをずっと模索していた」とも語る方正。そんな彼にとって落語家という職業は天職であると同時に、“ダウンタウンの呪縛を解く”という意味でも人生に大きな変化をもたらしていたようだ。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)