クリニック徳院長の高橋徳さんは、コロナワクチンを「安全性に疑問がある」と断言してこう続ける。

「インフルエンザのワクチンを打って、どれだけの人が高熱を出しますか? 仕事を休まざるを得ない人がいるでしょうか。コロナワクチンの発熱頻度は、明らかに許容範囲を超えている。医師として、安全性に疑問を持つのは当然のことです」

 ワクチンの「接種量」が体に害を及ぼしている可能性があると指摘するのは、ナビタスクリニック川崎の谷本哲也さんだ。

「自衛隊を含めて、これほどの副反応事例が出ている現実を直視する必要があります。日本人に対して、欧米人と同じ量のワクチンが投与されていますが、体格の違いなどもあり、日本人は過剰投与に陥っている可能性があります。現在のワクチンの接種量が、日本人にとって最適かどうか検討する必要がある」

 この日本人への過剰投与の疑念については、副反応を検討する厚労省の専門部会でもメンバーから指摘する声が上がり、速やかな検討が待たれる。

 ワクチンの接種が始まって約半年。明らかになる目の前の副反応に恐怖を覚えることもあるが、長期的に見た場合はどうなのか。

「多くの医療関係者は、現時点では安全性に問題がないとしています。しかしmRNAワクチンは史上初の試みのため、長期的な免疫反応がどうなるかわからない。10年単位で人体にどんな影響が出てくるかは誰にもわかりません」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さん)

 岡田さんも将来的に重大な副反応が出ることを懸念する。

「今回のワクチンは、明らかに過去のワクチンとは異なります。すでに現在、接種後に起こる出血性の病気や心筋炎、腎炎といったさまざまな事例が世界中で報告されています。この先さらに深刻な有害事象が発生する可能性は充分にあります」

 高橋さんは安全性と有効性を見極めて、接種するかしないかを判断することを唱える。

「ワクチン接種は決して悪いことではありません。ただ、感染や重篤化を防ぐとはいえ、75%以上の確率で発熱するワクチンを本当に打つ必要があるのか、まずは自分の頭で考えてみてほしい。高熱にうなされるよりも、無症状または軽症のコロナにかかった方が『ラク』という考え方もあります」

 自分の体を守れるのは、自分だけなのだ。

※女性セブン2021年8月19・26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン