全国から集まった約1700点を展示(写真は百恵さんのファン提供)

全国から集まった約1700点を展示(写真は百恵さんのファン提供)

 実は百恵さんはスポーツ好きでもある。10代の頃から芸能活動のため、日焼けをすることができなかった彼女は、「芸能界を引退したら、思い切りテニスを楽しみたい」というのが口癖だった。ハワイへの新婚旅行では夫の三浦友和(69才)を相手に、連日テニスを満喫したという。2人の男の子に恵まれたことも、彼女のスポーツ好きに拍車をかけたようだ。

「特に思い入れが深い競技は水球。というのも、長男の祐太朗さん(37才)と次男の貴大さん(35才)は、高校時代、ともに水球部に所属。祐太朗さんはキャプテンも務めていました。

 水球は体力の消耗が激しいスポーツなので、百恵さんも、練習や試合のたびにスタミナがつくお弁当を作ってサポートしたそうです。今回のキルトは、息子さんたちが部活に熱中していた日々のことを懐かしく思い返しながら制作したのでしょう」(芸能関係者)

 このエピソードを聞いて、改めて作品を見てみる。ほかの作品とはやや趣が異なることも、家族思いの百恵さんらしく感じる。

「五輪のスポーツピクトグラム自体は1964年の東京五輪以降、毎回、開催国の個性を反映させる形で出されています。百恵さんはそれを見てキルトにしたのかもしれませんが、まさかご本人も開会式でピクトグラムが盛り上がるとは思っていなかったでしょうね(笑い)」(前出・芸能関係者)

 残念ながら日本の水球チームは男子、女子ともに4連敗で予選リーグ敗退という結果に終わった。しかし、息子たちの奮闘する姿を思い出しながら、一針一針思いを込めて縫い上げたキルトは金メダル級の輝きを放っていた。

※女性セブン2021年8月19・26日号

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