ピンク髪やインパクトある恰好で歩くLiSA(2020年)
そして、鈴木をよく知るこの人物からすれば、結婚当初から言われ続けていた“格差婚”という言葉に違和感があったという。
「国民的な認知度でいうと、一気にLiSAさんが突き抜けましたが、収入的には鈴木さんもかなりの額をもらっていました。彼は比較的ギャラの高いゲーム作品にも携わっていましたしね。しかし、世間の目はそこまで届かない。“格差婚”と言われ続けた挙句、自分のことを高く評価してくれる“声優村”の同業者やファンの女性に連絡を取るようになってしまったのでしょう」
逃げ腰な対応に非難が
とはいえ、同情の余地がないのも事実。不倫報道は、鈴木が想像する以上の“炎上”をもたらした。不倫相手の女性が非公開のアカウントとはいえ、SNS上でLiSAや鈴木の名前を出しながら、不倫について得意気に語っていたことも要因の1つだが、それ以外に、鈴木の口から一切の謝罪の言葉がないことも大きな火種となっている。
「会見はおろか、事務所を通しての謝罪やSNSでの発信もなかった。8月4日になって、事務所ホームページに《先日より体調不良が続いており、通常通りの活動が困難な状況にあるため、当面の間、活動を休止させていただく事となりました》という“報告”が掲載されただけ。この対応があまりに自分勝手で逃げ腰だと非難が集中しました」(前出・芸能記者)
鈴木の長い沈黙に対し、《嘘だと言ってほしい》《達央さんの口から説明してもらえるまで信じない》と一縷の望みをかける、鈴木の熱烈なファンまで出てきた。
「しかし、このときはすでに、鈴木さんは謝罪の言葉を発信できるような状態ではありませんでした」
こう語るのは、声優業界関係者だ。
「報道前後から、事務所の担当者がいくら接触を図っても、鈴木さんと話すことができなかったようなのです」
ショックを受けての雲隠れか。事実から目を背けて東京から離れてしまったのか──関係者の間で、いろいろな憶測が飛び交った。しかし、事は最悪な方向へと進んでいくことになる。
病室に駆け付けたLiSA
「8月初旬、不倫報道から間もないタイミングで、鈴木さんが自殺を図り、東京・港区内の病院に救急搬送されたのです。その後、少なくとも2週間近くは入院生活が続いていたと聞いています」
そう語るのは、前出の鈴木をよく知るアニメ業界関係者。