芸能

「ただの歌手デビューじゃない」 池田エライザ、プロも驚く表現力

(時事通信フォト)

(時事通信フォト)

 女優、モデル、映画監督と多彩な才能を発揮する池田エライザ(25)が、ELAIZA名義で音楽活動を本格的にスタートさせる。ファースト・アルバム『失楽園』(発売日未定)のリリースを発表したほか、ヒロインを務めるNHK“よるドラ”『古見さんは、コミュ症です。』が始まる9月6日には、アルバム収録予定の「Close to you」が先行配信を開始。モデル出身の歌手、と聞けばそう珍しい話ではないかもしれないが、彼女は他と毛色が少し違うようだ。その実力のルーツを探った。

 2018年、MCを務める音楽番組『The Covers』(NHK BSプレミアム)で、歌声をテレビ初披露した池田エライザ。楽曲は昭和の名曲として知られる久保田早紀の「異邦人」(1979年)で、アコースティック・ギターをバックにしっとりと歌い上げる姿は瞬く間に注目を集めた。

 その後も同番組ではエレキギターの弾き語りで松田聖子「SWEET MEMORIES」(1983年)を披露したほか、『The Covers’ Fes.2018』では青江三奈「恍惚のブルース」(1966年)を熱唱。昨年の音楽特番『FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では中島みゆき「時代」(1975年)をハスキーボイスで聴かせた。

 自身が生まれる前の流行歌をチョイスする選曲センスもさることながら、類まれな歌唱力にネット上では「歌うますぎ」「すごく良かった」「とても素敵です」「歌手デビューまだ?」と称賛の声が続々と寄せられた。その実力にはプロも脱帽のようだ。ボイストレーナーのいくみ氏はこう分析する。

「池田エライザさんの歌唱力は“声”と“技術”の両方が素晴らしいと思います。

 まず“声”について。初めて彼女の歌を聴いた時に何よりも印象深かったのは、特徴的な声でした。最近流行りのウィスパーボイスに近く、息混じりの声なので聴いていて心地良い。そして何といっても癒される。この“癒しボイス”を使って丁寧に歌詞を伝えているのが印象的でした

 しかも全部がウィスパーボイスではなく、サビなど力強い箇所では地声を使ってお腹からしっかりと声を出しています。同時に、やはりたくさん息を吐いているので高音がキンキンすることがなく、息が流れていて聴きやすいんですね」

関連記事

トピックス

不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
国民民主党から参院選比例代表に立候補することに関して記者会見する山尾志桜里元衆院議員。自身の疑惑などについても釈明した(時事通信フォト)
《国民民主党の支持率急落》山尾志桜里氏の公認取り消し騒動で露呈した玉木雄一郎代表の「キョロ充」ぷり 公認候補には「汚物まみれの4人衆」との酷評も出る
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上
【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況
週刊ポスト
発見場所となったのはJR大宮駅から2.5キロほど離れた場所に位置するマンション
「短髪の歌舞伎役者みたいな爽やかなイケメンで、優しくて…」知人が証言した頭蓋骨殺人・齋藤純容疑者の“意外な素顔”と一家を襲った“悲劇”《さいたま市》
NEWSポストセブン
6月15日のオリックス対巨人戦で始球式に登板した福森さん(撮影/加藤慶)
「病状は9回2アウトで後がないけど、最後に勝てばいい…」希少がんと戦う甲子園スターを絶望の底から救った「大阪桐蔭からの学び」《オリックス・森がお立ち台で涙》
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン