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クセが強い鉄道ファンも一目置いている?「京急バンカラ伝説」

駅名まで変えるキャンペーンも厭わない。2018年

駅名まで変えるキャンペーンも厭わない(写真は2018年。時事通信フォト)

 どんなハプニングがあっても、極力ダイヤを乱さず運行を続けるのが京急のモットー。災害や人身事故発生時など、ダイヤ回復のため突然、運行が打ち切りになったり、行き先が変更になる通称“いっとけダイヤ”が組まれるのも特徴だ。

「ダイヤ乱れの際、他社はコンピュータでダイヤを制御するところ、京急はベテランの“スジ屋(ダイヤ作成専門の社員)”が出てくる。駅での乗客の滞留などを勘案し、行き先の変更や各駅停車を特急に種別変更して運行するなど“力技”で正常運転に回復する作業が行なわれています」(鉄道ライター・杉山淳一氏)

 もちろん、課題もあるだろう。2019年9月に発生した踏切事故(大型トラックと衝突し脱線)では、神奈川県警が「運転士が自身の技術に自信やこだわりがあり、非常ブレーキの使用が遅れた」と指摘。運転士は業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで書類送検された。

 首都圏最速クラスの時速120㎞で東京-神奈川を駆け抜ける京急。これからも安全を第一に、沿線住民や鉄道ファンに愛される「バンカラぶり」を発揮してもらいたい。

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