『ROOKIES』の2話で川藤が野球部員の若菜(高岡蒼佑・39才)に対して言った「小人閑居(しょうじんかんきょ)して不善(ふぜん)をなす」は、中国のことわざで、「ろくでなしが暇を持て余すとよくないことをするものだ」という意味。若菜はこの言葉を聞いて、野球部を復活させることを決意する。
7話では、再生の道を歩み始めたニコガクナインとスター選手ぞろいの目黒川高校野球部が練習試合に臨む前に、川藤が放った「天(てん)の時は地の利に如(し)かず、地の利は人の和に如かず」は、中国思想家・孔子の言葉で、「天がもたらしてくれた幸運は、地勢による有利さには及ばない。しかし、地勢の有利さがあろうとも、人の和には及ばない」という意味で、何よりもチームワークが大切だと訴えるために使われた名言だ。
「待ってたって夢は叶わないぞ。だからこっちからつかみに行こう」(『ROOKIES』/川藤幸一)
「世の中たいていのことは努力すればできるんだ。できないことなんかないんだ」(『仰げば尊し』/樋熊迎一)
取材・文/廉屋友美乃 イラスト/にゃむ子
※女性セブン2021年10月14日号