「亀井の成績は引退を決意するほど低くなっているとは言えないんですよ。代打も含めたトータルで見ても後半戦は2割6分9厘と悪い数字ではない。9月の月間打率は2割8分3厘でしたし、前半戦も含めてスタメン時の2打席目は2割9分4厘、3打席目は3割1分4厘となっている。前半戦と後半戦の数字が逆なら、引退を決意してもおかしくないですが、少なくともまだまだ現役でやっていける選手だとデータが証明しています。
守備は健在だし、肩も衰えていない。もし亀井が引退すれば、中島宏之がチーム最年長になります。アメリカなどいろいろな球団を渡り歩いてきた中島の経験も大きいですが、やはり生え抜きのベテランは特別な影響力があり、亀井は精神的支柱でもある。仮に引退してコーチとして残留したとしても、立場が変わるので選手との接し方は違ってくる。数字上もそうですし、生え抜きのベテランとして亀井の存在感はまだまだ巨人に必要ではないでしょうか」
果たして、亀井はどんな決断をするか。